< Cafuneのはじまり >

ようこそCafuneにお越しくださいました。
あたらしく生まれたこの場所から、今日はご挨拶させていただきます。
 
FROM HERE”では、わたくしクリス智子が
日々感じること、みなさまに共有したいことを、
たよりを届けるように綴っていけたらと思っています。
 

今日は、この場所との出会いを少し。
数年前に遡るのですが、Cafuneの元になった建物と出会って 「素敵な窓だなぁ」と思ったことが、はじまりでした。
でも、その時は、ただそう思っていただけ。
 

手入れのされていない古い建物は、
築90年以上の時が経過し、
ずいぶん長いこと、人は住んでいない気配。
誰かの思い出がいくつも生まれたであろうその家は、
自然の中に朽ちるまではいかず、時間が止まったままの、残骸。
いつか壊れるのではないか、と少しハラハラもして。
きっと、こうした場所はほかにもたくさんあることでしょう。
 

台風が去ったある日のこと。
縁あって建物の中に入る機会を得たのですが、
外から眺めることしかなかった建物の2階にある窓のそばに立つと、
想像もしていなかった景色の広がりに驚きました。
 

大きなコブシの木があることで、風は上へ運ばれ、
ここの自然に撫でられたとき、
私の中に漠然とあったことが、少しずつ見えてくるようでした。
 

カタチとしては見えなくとも
安心感や何か力が湧いてくるような
居心地の良い時間や空間を
この場所からつくっていきたいと思っています。
この場所からみなさまに何をお届けしていくか、
具体的なことは少しずつお知らせをしていきますね。
 

私にとっては、これまでのつづきの、これからです。
 

カタチのあるもの、
カタチのないもの。
 

ご一緒に、愉しみに過ごして頂けたら嬉しいです。
 

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 

2024年5月1日
Cafuneにて
 

クリス智子

Date

2024-05-01

Category

From Here