居る空間に、心に作用するものを置くのが好きです。記憶をくすぐるとか、考えていることのヒントになったり、落ち込んだ時の語りかけや、思わぬ自分との出会いだって、まぁありました。
だいたい、そういうものしか置いていないので、アートと暮らしの境目は、よくわからないです。
小さい頃から、祖父母の家でも友達の家でも、飾ってある絵や、なんでこんな人形が?というもの、器やカーテンの柄…とにかく、目に入るものすべてに興味がありました。ちいさな私は何を見ていたのでしょうか。
こちらは田中健太郎さんの絵です。
葉山のgallery kasperであった個展に伺った時に出会い、我が家にやって来ました。
これが好きだなぁ、としばらく眺めながら、なぜそう思ったのか、いずれわかるような気がするなぁ、と思いました。それはいつなのか?も楽しみです。
日頃、どこで目があったら一番いいだろう?とずっと考え続けています。
最近、Cafune の中でも、ここじゃないか?!と思うところがあって、まずは床に置いています。
いつも、まずは”床置き期間”を設けて、しばらくを過ごし、「よし!」となったときに、壁に。
耳のツボも日々変わると言いますが、家の中のアートのツボを探すのが好きで、もちろん、ツボが動くことも大いに見据えながら。
2024-05-01
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